矯正治療の期間は患者さんの口腔内の具体的な状況や自宅でのデンタルケアの状態によるため、明確には定められません。しかし、多くのケースでは約1年前後となっています。具体的な期間は、ご相談の際や初期検査時に詳しく説明いたします。

矯正治療の痛みは、使用する装置の種類や患者さんの口腔の状態による部分がありますが、当院の方法において、痛みを強く感じる方は少ないとされています。

基本的には、スポーツ活動を続けることに問題はございません。ただ、ラグビーや格闘技のように強い衝撃や転倒のリスクがあるスポーツに関しては、特別な注意が必要となる場合がございます。

インビザラインの治療期間は、症状や治療の進行度によりますが、平均的には1～3年程度です。治療開始前に歯の移動のシミュレーションを実施し、効率的に歯の調整を行って参ります。

当院では、できる限り歯を抜かない方針で治療を進めています。ただし、症状によっては抜歯が適切と判断されることもございます。確実な治療のため、患者さんの状態を詳しく診査・診断した上で、最適な治療方針をご提案させていただきます。

虫歯や歯周病が進行中の場合、矯正治療を始める前にそれらの治療を先に行うことが推奨されます。インビザラインは取り外しが可能なため、通常の歯磨きが容易です。このため、ワイヤータイプの矯正に比べて虫歯のリスクが低減します。もし矯正中に虫歯等の問題が発生した場合でも、矯正の進行に影響が出ないよう適切な治療を行います。

インビザラインの装置は、1日のうち20時間以上の装着を推奨しております。食事時や歯磨きの際には外していただきますが、その他の時間は装着していただくことが理想的です。

矯正治療は、成長・発育のコントロールを行うため、小学生から中学生の期間に開始するケースが多いです。しかし、矯正治療に年齢制限は特にございません。成人の方でも適切な時期に開始が可能です。つかさ歯科クリニックでは、患者さん一人ひとりの状況やライフスタイルに合わせた治療方法をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

歯並びの問題は、見た目や発音、滑舌の不具合として現れることがあり、それがコンプレックスにつながることも。さらに、整った歯並びに比べ、虫歯や歯周病のリスクも高まり、将来的に歯を失う可能性が増加します。歯の問題は、全身の健康や生活の質にも影響を及ぼすことが知られています。

固定型の矯正装置（ラビアルブラケット）は食べ物が挟まることや、歯磨きが難しいことから、確かに虫歯や歯周病のリスクが高まることがあります。ですが、当院では歯科衛生士が矯正治療中の患者さんに対し、正しいケア方法の指導や定期的なクリーニングを実施しております。取り外し可能なマウスピース型矯正装置は、通常の歯磨きが行いやすいのでその点でもリスクは低減します。

矯正治療後、一時的に歯が元の位置に動きやすい状態となります。この後戻りを防ぐために、治療後は最低でも2年間、「保定装置（リテーナー）」の使用をおすすめしています。リテーナーには取外し式と固定式があり、取外し式の場合、食事と歯磨きを除くほぼ全ての時間での装着が求められます。